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1年が終わる。自分は2017年から始めたが、今振り返ると、その年はただ持っているだけで爆増したイージーな年であった。そして、2018年のvixショックにモロに被弾。償還条件を知っていなかった、償還について考えを巡らせていなかった時点で、雰囲気投資だったのだとおもう。

そして再び、イージー相場が天井をつけようとしている。少なくとも、ボラは上がるだろう。毎日、ポートフォリオをどうしようか、コードを書いてシャープレシオを少しでも高めるにはどうしたらいいか、、、そんなことばかりに時間を使っていたのは、イージー相場だったからだ。vixショック被弾後は、値動きなどはチェックしないように、ひたすら自動積立していた。

そのように自動積立されたvtiは、2018から50%程度の利益となっている。4年間で均すと12.5%。もちろん一括購入ではないので、数値の意味合いの解釈は簡単ではない。一方、コロナショックで買い向かったspxlは、現在220%の利益。今年の11月に3割ほど利確した。

vtiとspxlを1:1にしてレバ二倍を実現させるのが、自分のコアの戦略。spxlを高値掴みしないようにはワークし、その結果、購入のほとんどがvtiとなっていた。(そしてvtiの取得単価のみが上がる...)。利益の大部分が、買い向かったspxlであった。ちなみにspxlの底は17ドル、自分は40ドルでナンピン資金が尽きたが、それでもこの利益である。

他方、仕事と関連して暗号資産の勉強をした結果、BTCやETHにも投資したくなり、夏前に落ちた時あたりから手を出して行った。なんなら、spxlを利確した理由の1つに、暗号資産に投資したかった、というのも大きな理由だった。インフレヘッジとかは、後付けの理由だったのだろう。

web3.0系のコインを求めて、アルトコインに手を出すのも良いと思うが、ガチホが正義の世界なのかは判断できない。勉強が足りない。その一方で、そのような世界にベッドするのであれば、時価総額に比例した額のコインを複数持つのは、不勉強が許されるという意味で許容範囲かもしれない。

この2年で学んだことがある。それは、「含み益は恐怖から身を守る心理的なガードとなる」ということだ。加えて、学んだ(おそらく)良くないこともある。それは、「下がってもすぐに戻る」ということ。ただし、これは予想外のショックに対して、という条件付きだろう。金利上昇局面では、最終的に全てのアセットが売られる。また、だらだらと1~2年下がる局面では、ナンピンを続けるためにどのようなシステムを構築すれば良いのだろう。

最後に、自戒を込めて。値動きにコメントするブログやSNSの情報はただの毒。ジャンクフードだと思った方が、幸せになれる。故に、システムや習慣でコントロールすべき。これを来年の目標としよう。

具体的には、値動き以外に興味を持つようにする。背景に関する知識を増やし、論理を組み立てるトレーニングをする。ざっと思いついたこととしては、、、日本語の記事を読まない、良書の反復に時間を費やす、技術や社会について哲学を持てるように鍛える、、といったことか。コンテンポラリーな情報のインプットの割合を減らしたい。一方で、SNS断ちには成功しているせいか、友人が少ないのがたまに寂しいが、それはコロナ明けにとっておこう。